前回、看護師国家試験は例年90%の合格率で、新卒者に限って言えば95%の合格率であることをお話しました。
それは間違いないのですが、もう一つ考えておかなければいけない事があります。
それは、留年、退学の問題です。
ご存知かもしれませんが、看護学校は留年や退学が多いです。
学校によって異なりますが、一説には平均で約2割の人が留年を経験したり退学したりするようです。
看護学校も看護系大学も単位を一つでも落とすと留年します。
それは他の学部でも同じかもしれませんが、ほとんどが必修科目の看護学校は単位を落とすことは留年になりますので、厳しいと言えます。
留年や退学をする原因として考えられるのは、次の3つです。
1,看護師としての適性が無かった。
2.学校の勉強について行けなかった。
3.看護実習について行けなかった。
どれも深刻な問題です。
次回はこれらの問題について、対応策を考えてみたいと思います。