【看護師国家試験】112回の試験日程の発表がまだですねPart2

今日は8月30日です。
今日時点で2022年度の看護師国家試験の日程の発表がなされていません。
これはかなり珍しいことです。
これまでは8月1日に発表されていました。
1日が土日の場合等は翌日や翌々日の発表になりましたが、いずれにしても8月の上旬に行われていました。

厚生労働省関係の国家資格で、既に日程の発表がなされているのは管理栄養士国家試験の日程のみです。

なぜこのようなことになっているのか予想してみたいと思います。

まず国家試験の所管部局を見てみます。
医師、歯科医師、看護師などの医療系の大半の国家試験の所管部局は医政局です。
薬剤師の国家試験は医薬・生活衛生局、管理栄養士の国家試験は健康局です。

受験案内や申込書類など各種資料の作成、会場の予約など国家試験の実施には膨大な手間暇がかかります。
そのため日程に関してはなるべく早めに決定した方が良いですし、例年のスケジュールを大きく変更することはデメリットが大きいといえます。
そのため予定よりも日程の発表が1か月遅れるというのは、何か大きな変更があるのではないかと予想します。

ただ試験の内容を変更するという事は考えられません。
それは学校のカリキュラムの変更にも大きくかかわりますので数年かけて行われるものです。
そのため試験内容の変更ではないと思われます。

では何のために遅れているのでしょうか。
ずばりコロナなどに感染している受験生に対して、追試など何らかの救済策を検討しているのではないかと思われます。

コロナに関しては全数把握を止めることや2類相当から5類相当への変更なども水面下で議論されているようですが、今年の冬も蔓延する可能性があると思います。
コロナの流行も2年を過ぎて慣れてきている部分もありますが、医療の現場は疲弊してきています。
コロナ以外の疾病の治療への悪影響も出てきています。
このような状況ですので、新しい人材の投入は急務です。
過去2年間は追試などの救済策は取っていませんでしたが、今年度は何らかの救済策を検討しているのではないかと想像します。
いずれにしても1ヶ月の発表の遅れが受験生の皆さんにとって良い話であることを祈っています。

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