【看護師国家試験】正答率が重要です。

前回は合格率を信じるなというテーマでしたが、今回は正答率が重要というテーマでお話したいと思います。

看護師国家試験は他の国家試験同様に資格試験です。
つまり一定の得点を取れば誰でも合格できます。
この辺が大学受験などの合格定員のある競争試験とは異なるところです。

ただ一定の得点を取れば誰でも合格できるとは言いますが、実際の試験結果を見ると合格率は例年90%になっています。
逆に言えば必ず10%の人は涙をのむという事です。
これは一定のレベルに達した人を合格させるための措置だと思われます。
つまり以下のようなことだと思います。

・基本的な知識を問う必修問題については、ボーダーラインを80%に固定。
・一般・状況設定問題では、下位10%程度にボーダーラインを設定し、一定レベルの水準を確保。

このような試験に臨むに際して、どのような勉強をすべきでしょうか。
それは以下のようなものです。

「他の受験生の多くが解ける問題は解いて、解けない問題は解けなくても良い」

つまり正答率が高い問題を取りこぼさなければ良いのです。
正答率が低い問題が解けなかったとしても、大半の受験生が間違えるわけですので得点に差がつきにくいです。
それに対して正答率が高い問題を間違えると、大半の受験生が正解するわけですので得点に差がつきます。
多くの受験生と同じ正答率であれば、それはすなわち平均点に近くなります。
受験生の得点分布が正規分布に従うとすれば、平均点近くの得点を取れば間違いなく合格できます。

多くの過去問題集では正答率が記載しています。
正答率が70%以上の問題は特に取りこぼさないように勉強するようにして下さい。
それが合格の近道です。

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