【看護師国家試験】残念ながら不合格になった方へPart2

まず初めに今年(111回)の合格者数のデータを振り返ってみましょう。
厚生労働省のホームページでは全体の数字と新卒者の数字しかありませんので、既卒者の数字も加えてみました。
これを見て頂くと分かりますが、既卒者の合格率は新卒者と比較すると非常に低いことが分かります。

出願者数受験者数合格者数合格率
全体65,684人65,025人59,344人91.3%
新卒者59,440人59,148人57,057人96.5%
既卒者6,244人5,877人2,287人38.9%

また出願者数と受験者数の差を見てみると、新卒者では全体の0.5%である292人であるのに対して、既卒者は5.9%の367人となっています。
新卒者の主な欠席理由は留年と思われますが、既卒者には留年はありません。
想像するに願書は出したものの合格する可能性が低いため受験を辞退したものと思われます。
受験を辞退した人の数字を考慮すると既卒者の合格率はさらに下がることになります。

既卒者の合格率が低いのは111回に限りません。
過去5年間(106回~110回)の合格率の平均は38.2%で、最低は108回の29.3%で、最高は107回の44.5%です。
いずれにしても受験した人の半分以上の人が不合格になるということです。
さらに言えば、細かいデータが無いので推定にすぎませんが受験回数が2回の人と3回以上の合格率は、3回以上の人の方が低いことが想像出来ます。

新卒の時は95%の人が合格出来た試験なのに厳しいデータですね。
でも来年の合格のためには、まずはこの厳しい現実を受け止める必要があります。
以前ブログに書いた孫氏の兵法です。
この事実をしっかり受け止めてこの一年を過ごせば、来年こそ必ず合格できます。

この一年を過ごすために大切な心構えは以下の2つです。

1.モチベーションの維持

2.慢心と余裕の排除

次回、この2つについて解説していきます。

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