【看護師国家試験】111回試験は難しくなるのか!?

ネットでも「難しくなるんじゃないか」とか色々難易度についての書き込みがありますね。
受験生あるあるで、みんな心配になるので、直前期にはこのような書き込みが増えるようです。

では実際のところどうなのでしょうか。
111回の看護師国家試験の難易度は上がるのでしょうか?

以前もブログでも書きましたが、難易度は上がる可能性があると思います。
理由は、今年の試験が出題基準の改定前の試験だからです。

出題基準は、4~5年に一度改定されます。
次回は2023年の112回に改正される見込みです。

前回の改定前の試験は106回試験で、前々回の改定前の試験は102回試験でした。
過去10年間の合格率を見ると106回試験の合格率がもっと低くて88.5%で、次に低かったのは102回試験の88.8%でした。
合格率が88%台だったのは、この2回の試験のみですので、合格率から考えると問題が難しかったのではないかと思います。

ここまで読むとなんかどよんとした気分になりますね。
こういう時はどうしたら良いのでしょうか?
試験まで十分な時間があれば良いのですが、あと5日しかありません。

合格に自信のない人の対策は、

「ひたすら必修問題を解く」

だと思います。

必修問題は大丈夫そうな人は、

「暗記問題、間違った問題の復習」

だと思います。

看護師国家試験は、ボーダーラインが固定されている必修問題とボーダーラインが固定されていない一般・状況説明問題の2本立てです。
難易度が上がるということは解けない人が増えるということです。
でも一定数の合格者数を確保するために一般・状況説明問題はボーダーラインを調整して難易度の変化によって合格率が大きく変動しないように配慮していると思います。
しかし必修問題はボーダーラインが固定されているので、ボーダーラインを調整する手が使えません。
そこでどうしているかというと、必修問題はプール問題の比率を上げているのだと思います。
つまり過去問をしっかり勉強して、看護師として最低限知っていて欲しい知識さえ身につけていれば、必修問題のボーダーラインを超えるようにしているのです。

まずは必修問題を一生懸命勉強して合格圏内に入りましょう。
一般・状況説明問題は、仮に難易度が上がってもみんな苦戦するのでボーダーラインは下がるはずです。
だから試験の時に「難しい」と感じても焦る必要はありません。
みんな同じように思っています。
とにかく焦らずに目の前の試験問題を丁寧に解くようにして下さい。

試験の難易度は合格には関係ありません。
そう思って勉強のラストスパートを頑張って下さい。

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