留年・退学問題Part2

前回に続いて留年・退学問題について考えてみたいと思います。

大学の学部によっては、「何となくその学部に入った」という学部もあると思います。
いわゆるつぶしのきく学部です。
それに対して看護系の学校は、看護師になるという明確な目標があるので、「何となく入った」という人はかなり少ないと思います。
明確な目標を持って入学しているにもかかわらず、留年・退学が多いというのは、残念ですし何とかなるのであれば卒業して欲しいと思います。

留年や退学をする原因として3つの理由を上げました。

1.看護師としての適性が無かった。

2.学校の勉強について行けなかった。

3.看護実習について行けなかった。

このうちの「1」の理由で、退学する人が一定数います。
イメージと違っていたり、人の命を預かる仕事に対する恐れなど、様々な理由で適性が無いと判断して退学する人がいます。
私は本当に適性が無いのであれば、方向転換することは悪いことではないと思います。

ただ看護師の資格は、幅広い業務ができます。
勉強をすれば、助産師や保健師にもなれます。
介護のケアマネージャーや治験や移植のコーディネーターにもなれます。
看護師の周りの仕事にも目を向けてみて、自分が出来そうなものがあれば頑張って継続してみても良いのではと思います。

看護師の資格は取っておいて損になるものではありません。
明確に次の目標が見つかったのであれば良いのですが、何となく合わないから辞めるということであれば、もう少し頑張ってみることをお勧めします。

適性が無いという理由にしていますが、実際は勉強や実習について行けなくて辞めるという人ならなおさらです。
看護師は大変ですが素晴らしい仕事です。

次回は適性よりも深刻な問題である勉強や実習について行けない時について考えてみたいと思います。

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