今は追い込みの時期ですので、皆さんは一生懸命過去問を勉強していると思います。
過去問を勉強していると、同じような問題の時は、問題の途中で答えが分かってしまうことがあると思います。
「この問題文の答えはこれ」と条件反射的に答えを出していることがあるのではと思います。
ただ試験の時は、分かり切った問題でも最後までしっかり問題文を読んで解答するようにして下さい。
問題文をしっかり読んでも試験時間内に解答できます。
焦らずに問題文をよく読むようにして下さい。
例えば、こんな問題があります。
【第９８回午後２問】
国民健康保険の一般被保険者本人の自己負担割合はどれか。
１．１割
２．２割
３．３割
４．４割
答えは「３」の３割ですね。
簡単ですよね。
では似たような問題です。
国民健康保険の一般被保険者本人の医療給付割合はどれか。
１．１割
２．３割
３．５割
４．７割
答えは何でしょうか？
「２」と答えた人はいませんか？
正解は「４」の７割です。
自己負担割合が３割ということは、残りの７割は医療給付ということになります。
ちゃんと問題文を読まないと医療給付割合を勝手に自己負担割合と勘違いして答えることがあります。
こういう問題を引っかけ問題という人がいますが、私はそうは思いません。
問題文をしっかり読まないことによって勘違いが生じると思います。
本来であれば正解を解答できる力があるのに、問題文をよく読まなかったことによって不正解になるのは残念です。
このようなことが起きないように、問題文はしっかり読むようにしましょう。
