【看護師国家試験】112回 出題基準で追加されたところはどこですか?part6

引き続き出題基準の追加箇所を見ていきたいと思います。
今回は、「成人看護学編」です。

成人看護学の出題基準は、追加項目が多いです。

1.産業構造・労働環境の変化、作業関連疾患

2.術後の消化器合併症

3.がん患者と家族への看護:手術療法と看護、薬物療法と看護、放射線療法と看護、造血幹細胞移植と看護、免疫療法と看護、がんサバイバー、がんサバイバーシップ、社会資源の活用(ピアサポートを含む)、がん患者の家族の特徴と看護

4.呼吸機能障害 検査:動脈血酸素飽和度

        胸部エックス線検査、胸部CT検査、喀痰の吸引、喀痰細胞診、喀痰培養

        気胸

労働環境の変化に関しては、コロナ禍におけるテレワークでしょうか。それか事務所衛生基準規則及び労働安全衛生規則の一部を改正する省令が、2021年に厚生労働省から出ていますので、それに関する問題が出る可能性があります。

術後の消化器合併症といえば胃切除後のダンピング症候群、ビタミンB12欠乏性巨赤芽球性貧血があります。

がん患者に関する項目が大幅追加になっていますね。この分野からは問題が出そうです。よく勉強しておきましょう。

興味深いところでは、呼吸機能障害の検査に、動脈血酸素飽和度が追加されています。新型コロナウイルスでパルスオキシメーターによる検査が行われるようになったからだと思われます。看護師国家試験が看護師として最低限知っていて欲しい知識を問う問題という点を考えると、パルスオキシメーターによる検査もこれからの看護師にとっては最低限知っていて欲しい知識です。しっかり覚えておくようにしましょう。

成人看護学については、追加項目の量が多いので、次回も成人看護学について触れたいと思います。

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