前回は試験勉強のやる気・エンジンのかけ方をお話しました。
ついでというわけではないですが、次にスケジュールの立て方をお話したいと思います。
まず看護師国家試験の出題範囲は、ご存知の通り以下のように多岐にわたります。
人体の構造と機能
疾病の成り立ちと回復の促進
健康支援と社会保障制度
基礎看護学
成人看護学
老年看護学
小児看護学
母性看護学
精神看護学
在宅看護論
看護の統合と実践
これらの項目の下に中項目、さらにその下に小項目が100以上存在しています。
これらについての勉強のスケジュールを立てるというのはかなり至難の業です。
綿密に立てようとすればするほど厄介ですが、立てたスケジュールを破るのは簡単なので、遅れたスケジュールを取り戻すスケジュール立て直すことでまたエネルギーを使ってしまいそうです。
したがってスケジュールを簡単に作れる人は良いのですが、苦手な人はあえて綿密なスケジュールを作るのは止めた方が良いです。
私の目標は非常にシンプルでした。
「○○月○○日までに、過去問を1周勉強する」
これだけです。
終わらせるために、一日何問解けばよいか計算してその数を黙々と勉強しました。
そう書くと順調に行ったように感じると思いますが、全然そんなことは無く実習が始まるとなかなか毎日は勉強することが出来ず、予定よりも遅れるようになりました。
そのため、国家試験の勉強をする日は平日のみとして、土日は予備日として遅れた部分を取り戻すようにしていました。
それで何とか予定通り過去問を1周終わらせることが出来ました。
それ以降については、学力がどの程度かで変わってきますので、まずは1周やってみてからその後のスケジュールを決めると良いのではと思います。
それから国家試験の勉強は、過去問を解くことが目的ではありません。
過去問を解くことで問われている内容についての理解を深めることが目的です。
問題は選択肢問題なので、勘や当てずっぽうでも正解することがあります。
単に当たった間違ったで終わらせないようにしましょう。