看護師国家試験に役立つ記憶の仕方④

記憶しやすい時間ってあるのでしょうか。
最近の研究で記憶と体内時計には密接なかかわりがあることが分かってきました。
結論から言うと午前4時から午前10時までの間に勉強するのが最も効果的で、成長ホルモンが最も多く分泌される午後10時から午前2時に寝ると記憶が定着する率が高まるそうです。
どうしても学生は夜型になりがちですが、効率よく勉強するためには早寝早起きの朝型が良いようです。

最後にいくつかの記憶法をご紹介します。
記憶に密接な器官として海馬があります。
海馬が活性化すると記憶力が高まります。
海馬を刺激するにはどうすれば良いのでしょうか。

①エピソード法
楽しいことや悲しいことは簡単に覚えられますよね。
つまり感情が入っている情報は覚えやすいということです。
勉強の合間に好きな音楽を聴いたり本を読んだりして、その時の心地よい感情と共に記憶するようにしてみましょう。

②場所法
これは人間は場所は忘れないという傾向に基づくものです。
トイレの位置や学校の位置って覚えようとして覚えなくても覚えちゃいますよね。
これを逆手にとって覚えることと場所を関連付けて覚えるということです。

③五感総動員法
これは皆さんやっている方法です。
五感を総動員して覚えるということです。
見る、書く、話すの3つを繰り返すことで、海馬に感覚記憶をどんどん注ぎ込むということです。
オーソドックスですが、効果的です。

③身体接触法
これは私が名付けたもので、こんな名前の記憶法はありません。
以前、くりぃむしちゅーの上田さんが自分独自の記憶法として紹介していたもので、真似してみたら結構覚えられたのでご紹介します。
暗記する時に、体のどこかを触りながら記憶するという方法です。
例えば耳や眉毛を触りながら暗記します。
場所法に通じるものがあるという事と、五感が刺激されるという事ではないかと思います。

覚えることは大変ですが、グルーピングと反復学習が最も効果的です。
苦痛は海馬に悪影響です。
楽しく覚えるように色々な記憶法を試してみて、自分に合ったものを見つけていきましょう。

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