指導者さんへの上手な報告の仕方②

昨日お話した3つのポイントについて詳しく見ていきます。

1.指導者さんへ声掛けをするタイミングに気をつける。
2.報告内容を簡潔にし、重要度の順に報告する。
3.漏れがないように報告内容をメモにまとめておく。

まず指導者さんへの声掛けのタイミングです。
指導者さんの仕事は学生の指導だけではありません。
何人か患者さんを担当していることもありますし、他の業務を任されていることもあります。

そのため、報告の前には、「今、お話してもよろしいでしょうか?」と都合を確認しましょう。
もし忙しいので後にしてと言われた場合ですが、急ぎでなければ「何時頃なら大丈夫でしょうか?」と確認しましょう。
しかし患者さんの状態によっては、至急伝えなければならない報告もあると思います。
その場合は、「大変申し訳ございません。患者さんに関する急ぎの報告です。」と伝えましょう。

その上で、「受け持たせて頂いている○○号室の○○さんのことですが・・・」と伝えるようにしましょう。
指導者さんは複数の学生を担当していることが多いので、状況によってはあなたが担当している患者さんが誰か分からないこともあります。
情報を誤って伝えないためにも最初に患者さんの名前を言うようにしましょう。

次に報告内容を簡潔にし、重要度の順に報告するですが、報告を簡潔にすると聞く方は理解しやすいですし時間の節約にもなります。
要領の得ない報告は、忙しい指導者さんをイライラさせてしまいますので気をつけましょう。

ちなみに報告内容ですが、以下のような順番で話すことを心がけましょう。

①客観的事実
②重要度の高い内容
③アセスメント

以上のような順番で報告し、『現状がどのような状況で、どうする必要があるか、どうしたいのか』という報告の流れを作りましょう。

最後は、報告内容をメモにまとめるです。
メモをしておかないと、いざ指導者さんに報告する際に緊張のあまり頭が真っ白になってしまうかもしれません。
そうなると報告事項に漏れが出てしまう可能性があります。
それを防ぐためにメモにまとめてから報告するようにしましょう。

ただし大切なことは「上手く報告する」ことではなく「報告事項を正確に伝える」ことです。
したがってメモを作るのに時間をかけるのではなく、正確な情報を速やかに伝えることを心がけるようにしましょう。

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