今回は、『計算式に「×」や「÷」が混じっているときは、「+」や「ー」よりも先に計算する。』について解説します。
計算式に「×」や「÷」が混じっているときは、「+」や「ー」よりも先に計算する。
最初に示した例題を解いてみましょう。
・25×13-5×9=?
「計算は左から順番に計算するだから、まず25に13を掛けて325、それから5を引くから320、それに9を掛けるから答えは2880!・・・えーっ、何で不正解なの???」
こんな疑問を持つ人がいると思います。
「+」「ー」「×」「÷」の4つの記号のうち、 「+」と「ー」だけの計算式、または「×」と「÷」だけの計算式の時は左から順番に計算すれば正解を求めることが出来ます。
「+」や「ー」の計算式に「×」や「÷」が混じっているときは第2のルール「計算式に「×」や「÷」が混じっているときは、「+」や「ー」よりも先に計算する。」を使わなければなりません。
では計算してみましょう。
・25×13-5×9=?
「「×」や「÷」を「+」や「ー」よりも先に計算するから、25に13を掛けて325、そこから5を引くんじゃなくて先に5に9を掛けて45,325から45を引いて答えは280・・・正解だ!」
こんな感じですが分かりますか?
上手く理解できない人がいるかもしれません。
そういう時はこんな風に考えましょう。
「+」と「ー」、「×」と「÷」は仲良しグループです。
ドラえもんで例えるなら、 「+」と「ー」はのび太君と静香ちゃん、「×」と「÷」はジャイアンとスネ夫です。
それぞれのグループだけの時は、仲良くルール(左から順番に計算する)を守れますが、両方のグループが混ざると、ジャイアンとスネ夫のワガママ( 「×」や「÷」を「+」や「ー」よりも先に計算する)が通ってしまいます。
計算の世界にはドラえもんはいないので、こんなワガママが通ってしまうと覚えましょう!
次回は、『( )がある時は、先に計算する。』を解説します。