今回はローレル指数について解説します。
計算式がBMIやカウプ指数と似ています。
違いを確認しながら、それぞれの計算式を覚えるようにして下さい。
ローレル指数ってなに?
ローレル指数は学童・生徒に主に用いられる体重の評価法のことです。
計算式は、以下の通りです。
ローレル指数=体重(g)÷(身長(cm))³ ×10⁴
=体重(kg)÷(身長(cm))³ ×10⁷
計算された数値が、120~130が標準体重の目安とされます。
ローレル指数もBMIやカウプ指数と似てますね。
BMIやカウプ指数との違いを明確にして、計算式と基準値を覚えておきましょう!
ローレル指数の計算
では具体的に問題を解いてみましょう。
<例題>
身長130cm、体重30kgである11歳男児のローレル指数を求めなさい。
なお、小数点以下の数値が得られた場合には、小数第1位を四捨五入すること。
ローレル指数の解き方
早速計算式に数値を当てはめていきましょう。
30÷130³×10⁷=30÷(130×130×130)×10⁷
桁数が多いので、なるべく約分できる部分は約分してしまいましょう!
30÷(130×130×130)×10⁷=3÷(13×130×130)×10⁷=3÷(13×13×13)×10⁵
=136.5498
小数第1位を四捨五入するので、求められる答えは137となります。
したがって、ローレル指数=137ですので、肥満傾向と評価します。
ローレル指数を計算する際は、桁数の多いので約分できるのであれば注意深く約分をしてから計算するようにしましょう!
おまけ
最近の看護師国家試験ではローレル指数の計算問題が出題されていません。
もしかするとそろそろ出題されるのかもしれません。
過去問がないので、以下の問題を解いてみて下さい。
問題
ドラえもんの身長は129.3cmで体重は129.3kgです。
ドラえもんのローレル指数を求めなさい。
では計算式に当てはめて計算してみましょう。
ドラえもんのローレル指数=(129.3÷129.3³)×10⁷=598.14
ローレル指数が598ですので、「肥満」です。
もう治療レベルの肥満ですね。
これからも子供に夢を与え続けてもらいたいので体には気をつけてもらいたいものです。
ただよく考えるとドラえもんは2112年9月3日生まれでタイムマシンに乗ってきたロボットです。
年齢不詳ですが、話しぶりからすると学童ではなさそうですし、ロボットなのでローレル指数の対象外ですね。