【看護師国家試験】出題基準の改定について

以前、111回の看護師国家試験の難易度についてお話しました。
その際、もしかすると難易度が上がるかもしれないと予想しましたが、その理由として出題基準の改定を上げました。

今回は、出題基準の改定についてお話します。

前回の110回の試験は、平成30年度に改定された「保健師助産師看護師国家試験出題基準」に基づいて出題されました。
この出題基準は令和3年度中に改定されることになっています。

改訂された出題基準がいつから適用されるかについて厚生労働省は以下のように発表しています。

『改定された出題基準の適用時期については、出題基準の改定に関する今後の検討及び周知期間を勘案し、令和5年実施の第109回保健師国家試験、第106回助産師国家試験、第112回看護師国家試験から適用することが望ましい。
その際、令和5年実施の保健師助産師看護師国家試験から数年間は改正前のカリキュラムで学んだ受験者と改正後のカリキュラムで学んだ受験者が混在することから、当該国家試験の受験に際して、両者ともに不利益を被ることがないよう、特段の配慮が必要である。』

つまり改訂された出題基準は、112回から適用されるようです。
従って111回は改訂される前の最後の試験となります。

ただ112回試験から数年間は改定前の出題基準で学んだ学生が不利益を被ることがないように配慮するようにとなっています。
そのため直ちに不利益になるわけではありませんが、もし112回を受験する場合、改定後の出題基準を踏まえた受験対策を行う必要があるため、より大変になることが予想されます。

それを避けるためにも、やはり111回で合格するに越したことはありません。
試験も大分迫ってきましたが、まだまだ対策する時間はあります。
自信のない人ほど、まずは必修科目を中心に、頻出分野から過去問を始めて、正答率の高いものを確実に正解できるようにしていきましょう。

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