国家試験まであとわずかですが、ボーダーライン近辺の実力の人は、これからどこを勉強すれば良いでしょうか。
それは統計データと社会保障制度の分野です。
この分野は苦手にする人が多いと思います。
ついつい後回しになっていたり、捨てて他の所を勉強する人もいるかもしれません。
しかしこの分野は頻出分野でもあります。
前回の第110回の国家試験では27問(必修12問、一般15問)が出題されています。
ボーダーライン近辺の実力の人で、この分野が苦手で後回しにしているのであれば、この分野を今からでも良いので勉強すべきです。
暗記を頑張れば、得点アップに直結します。
この分野は厚生労働統計協会の「国民衛生の動向」から出題されます。
ただ472ページと膨大な量なので、これを今からやるのは無理ですし効率が悪いです。
とりあえず以下のものだけ覚えましょう。
これ以外のものも出るかもしれませんが、出題される可能性が高いのはこちらの項目だと思います。
なお統計データは問題作成の兼ね合いで試験の2年前以前のデータが使われます。
2019年のデータを中心に確認されると良いと思います。
頑張れば1日から2日で暗記できると思います。
確実に得点力アップできますので、頑張りましょう。
重点暗記分野
第1編 わが国の社会保障の動向と衛生行政の体系
第1章 わが国の衛生を取り巻く社会状況と保健医療
1.わが国の衛生を取り巻く社会状況
・社会保障給付費の内訳
第2章 衛生行政活動の概況
1.衛生行政のあゆみ
・保健所と市町村保健センターの数と業務
9.保健医療分野における国際協力
・世界保健機関(WHO)の活動
第2編 衛生の主要指標
第1章 人口静態
1.全国人口の動向
・総人口
・人口ピラミッド
・年齢別人口
・労働力人口
・将来推計人口
・世帯構造別にみた世帯数
第2章 人口動態
1.出生
・出生数
・合計特殊出生率
・母の年齢階級別出生率の推移
2.死亡
・死亡数
・粗死亡率と年齢調整死亡率
・主要死因別にみた死亡率の推移
・年齢階級別にみた死因順位
・性・部位別にみた悪性新生物<腫瘍>死亡数の推移
・原因・動機別にみた自殺者数・構成割合
5.周産期死亡
・周産期死亡者数と率の推移
6.乳児死亡
・乳児死亡率と死因
7.婚姻と離婚
・婚姻件数と離婚件数
・平均初婚年齢
第3章 生命表
2.平均余命
・平均寿命
第4章 健康状態と受療状況
1.健康状態
・有訴者率と男女別の症状順位
・通院者率と男女別の傷病別順位
・悩みやストレスの有無
2.受療状況
・年齢階級別受療率
・傷病分類別にみた受療率
・退院患者の平均在院日数
第3編 保健と医療の動向
第1章 生活習慣病と健康増進対策
1.生活習慣病
・脂質異常症(高脂血症)
・肥満とやせ
・特定健康診査と特定保健指導
2.健康増進対策
・健康日本21(第2次)
・運動習慣のある者の割合
・飲酒習慣のある者の割合
・喫煙者率
第3章 感染症対策
1.感染症
・感染症の種類(1~5類など)
・感染症法における届出基準
2.HIV・エイズ(AIDS)
・HIV感染者・エイズ患者の動向
3.結核
・結核患者の状況
5.予防接種
・日本で接種可能な感染症ワクチンの種類
第4章 疾病対策
1.がん対策
・がん対策基本法
・がん対策推進基本計画
2.難病対策
・医療費助成の対象疾病数
第4編 医療提供体制と医療保険
第1章 医療提供体制
1.医療対策の動向
・医療法改正の流れ
・医療計画
2.医療関係者
・看護師・准看護師の就業者数
3.医療施設
・病床の種類別平均在院日数
第2章 医療保険制度
3.医療保険各制度の概要と現状
・国民保険制度(被用者保険、国民健康保険、後期高齢者医療)
6.国民医療費
・国民医療費総額
・人口1人当たりの国民医療費
・財源別国民医療費
第5編 介護保険
第1章 介護保険制度の概要
2.介護保険制度の概要
・介護保険制度の仕組み
・保険者と被保険者
・介護保険制度におけるサービスの種類
第2章 介護保険制度の制度改正の経緯
2.最近の制度改正
・地域包括ケアシステム
第7編 生活環境
第2章 食品安全行政の動向
2.食品安全確保対策
・病因物質別の食中毒件数
第8編 労働衛生
第1章 労働衛生対策のあゆみと現状
3.労働災害と業務上疾病の発生状況
・業務上疾病発生状況
第9編 環境保健
第4章 環境保全対策
1.大気汚染対策の動向
・PM2.5の環境基準
第10編 学校保健
第2章 学校保健の現状
1.学齢期の健康状況
・主な疾病・異常被患率