昨日のブログの記事に対して、「どうしてボーダーラインの予測を167点としたのですか?メディックメディアの予測よりも過去のデータを重視したのでしょうか?」という質問が来ました。
今日はこの質問に対する答えを書きたいと思います。
まず初めにお断りしておきますが、これはあくまでも私の考えですので実際には間違っているかもしれません・・・その可能性の方が高いかもしれません。
したがってあくまでも「こんな考え方もあるんだな」というような参考程度にして頂ければと思います。
最後に決めるのは厚生労働省です。
実際の結果が出るまではボーダーラインは誰にも分かりません。
この記事を見ても一喜一憂しないようにして下さい。
メディックメディアさんの予測ですが、最近はかなり良い線をいっていると思います・・・なんか上から目線ですが本当にそう思います。
ただあくまでも「ネコナースの合格予報」に入力した約44,112人のデータを元にしています。
昨年の110回の受験者数は66,124人でしたので、今年も同程度の受験者数がいると仮定すると3分の1の受験者は「ネコナースの合格予報」には参加していないことになります。
参加しない人の属性は分かりませんが、絶対に合格しないと思っている人はわざわざ参加しないのではと思います。
参加しない人を含めると若干ボーダーラインが下がるのではないかと考えます。
次にメディックメディアさんの情報を見て頂きたいのですが、昨年の110回と比べると得点分布のグラフに若干の違いがあります。
グラフを比較すると110回は正規分布曲線のような釣り鐘型に対して、111回はやや尖ったような形でなおかつ高得点者が多いことが分かります。
つまり皆さんはとても一生懸命勉強されたということが分かるグラフになっています。
看護師国家試験の合格率は例年90%前後で新卒者に限っていえば95%です。
つまりしっかり勉強していれば合格する試験であるとも言えます。
そのため平均点が上がったために、今までなら合格していた学生が不合格になるという状況は避けるのではないかと考えます。
過去10年間のボーダーラインの最高が167点ですので、その前後をボーダーラインにするのではと思います。
110回のボーダーラインが159点でしたが、一気に10点以上ボーダーラインをあげて170点以上にしないのではと思います。
それから現状の看護師不足も考えなければならないと思います。
例えば歯科医師国家試験の合格率は例年60%台と他の医療系の国家試験の合格率と比較すると極めて低い数字だと思います。
これは最近の歯科大学の学生のレベルが下がっているというよりも、歯科医師が過剰な状況を踏まえて合格率を調整しているせいではないかと思います。
それに対して看護師はコロナ禍ということもあり、需要が高いです。
そういう意味では多少合格率が上がったとしてもボーダーラインを調整して人数を確保するのではないかと思います。
以上の理由から167点前後としました。
政治的な側面も踏まえた予測ですのでかなり大胆な予測です。
あくまでも参考程度にして頂ければと思います。