皆さんは自動車免許を持っていますか？
大抵の人は自動車教習所を卒業して実地試験免除になり、運転免許センターで学科試験を受ける形で免許を取ると思います。
学科試験の合格基準は、正答率９０％以上です。
では試験の合格率はどの程度か知っていますか？
年によってばらつきがありますが、大体７０％前後です。
令和２年度は７３．６％でした。
４人のうち１人は落ちる試験です。
問題自体はそんなに難しくないですが、合格率をみると難しい試験ですよね。
皆さん既にご存じだと思いますが、これから受ける看護師国家試験の合格率を見てみましょう。
こちらは昨年実施された１１０回の試験結果です。
| 出願者数 受験者数 | 合格者数 | 不合格者数 | 合格率 | ||
| 第１１０回看護師国家試験 | 66,778人 66,124人 | 59,769人 | 6,355人 | 90.4％ | |
| （うち新卒者） | 59,936人 59,593人 | 56,868人 | 2,725人 | 95.4％ |
新卒者の合格率は９５．４％です。
残念ながら合格できなかった人は、２，７２５人です。
運転免許試験と比べたら、どうでしょうか。
ちょっと縁起でもない話をします。
ごめんなさい。
あなたやあなたの大切な人が癌になったとします。
お医者さんから「手術をすれば９５．４％の人は完治します。」と言われたらどう思いますか。
「良かった。治るんだ。」って思うんじゃないでしょうか。
ほとんどの人は、「治らない４．６％に入っちゃうんじゃないか」とは思わないと思います。
長々と書いてきましたが、何を言いたいかというと試験の時に焦らないで欲しいのです。
ほとんどの人が合格します。
ボーダーライン近辺の実力の人で合否を左右するのは、当日の体調と気持ちです。
焦らないことです。
普段の実力を最大限発揮すれば合格できます。
焦って実力を発揮できないなんて本当に残念です。
焦って欲しくないので、長々と客観的な数字を出しました。
客観的な事実として、現役生のほとんどが合格します。
試験中に気持ちが乱れそうな時は、その事実を思い出して下さい。
そして冷静になって下さい。
そうすれば合格が見えてきます。
