前回に引き続き成人看護学の出題基準を見ていきます。
成人看護学では以下の項目についても追加になっています。
1.動脈系疾患(大動脈瘤、閉塞性動脈硬化症)
2.静脈系疾患(深部静脈血栓症、肺塞栓症)、心筋炎、心膜炎
3.膵頭十二指腸切除術
4.ウイルス性肝炎
5.腎腫瘍、腎癌
6.脳・神経機能障害のある患者の看護:画像検査(CT、MRI)
静脈系疾患では、深部静脈血栓症、肺塞栓症が追加になりました。
いわゆる「エコノミークラス症候群」ですね。
近年、自然災害が多くなっています。
避難所などでのエコノミークラス症候群の予防など必要性が高まっていますので、要注意です。
膵頭十二指腸切除術も追加されました。
術後看護ですとドレーンの処置が狙われそうですね。
今年の111回国家試験でも画像問題が多く出題されましたが、今回の出題基準の改定で画像検査(CT、MRI)が追加されました。
脳のCTやMRIの画像についても代表的なものはチェックしておく必要がありそうです。
MRIについては、MRアンギオのMRAもチェックしておきましょう。