以前、過去問「で」勉強するという話をしました。
過去問「を」ではなく、過去問「で」としたのは、単に過去問を解いて終わりという事ではなくて、過去問「で」勉強することで過去問で問われている内容を理解する勉強をしないと付け焼き刃的な知識となり応用が利かなくなるからです。
過去問で勉強する際にぜひ利用して欲しいのは看護師国家試験の出題基準です。
出題基準を示した資料には、看護師国家試験の出題基準の利用法というページがあります。
https://www.mhlw.go.jp/content/10803000/000919499.pdf
内容を簡単に紹介します。
出題基準は看護師国家試験における出題のねらいを示しています。
大項目、中項目、小項目がありますが、中項目に看護師国家試験の「出題の範囲」が示されています。
小項目は中項目の内容を分かりやすく示したキーワードがあります。しかし問われる内容はキーワードに限定はされません。
つまり中項目を見ると出題の範囲が分かり、小項目を見るとキーワードが分かります。
これを理解して勉強するのと闇雲に勉強するのでは、勉強する上での効率が全く違います。
せっかく国家試験の参考にするようにと示されている訳ですので、ぜひ出題基準を参考にしながら勉強してみて下さい。