今日も出題基準の改定を踏まえた勉強法について解説してみます。
今日は、その中から「3」の「出題基準の追加項目は頻出問題になる」についてお話してみたいと思います。
厚生労働省から看護師国家試験の出題基準について、以下のような書面が出されています。
https://www.mhlw.go.jp/content/10803000/000919499.pdf
2ページの資料ですが、内容を見てみましょう。
ここでも示されていますが、看護師国家試験はこれから看護師となる人に最低限知っていて欲しい知識や技能について問うものです。
そして出題基準は、その最低限知っていて欲しい知識や技能について具体的に書かれたものです。
試験問題を作成する看護師試験委員の方々は、この出題基準の内容に拠って問題を考えることになります。
次になぜ出題基準は改定されるのでしょうか?
これはこれまでも説明してきたように、看護のあり方はその時代や医療技術の進歩によって日々変わってきていることに対応するためです。
つまり現在の看護に則した内容にするために、項目を追加しているわけです。
問題を作成する試験委員になった気持ちで考えてみましょう。
出題基準に則していればどんな問題を出しても構いません。
そういう時にどういう問題を作るでしょうか。
特に出題基準が改定された直後の試験の場合はどうでしょうか。
やはり新たに追加された項目が気になるのではないでしょうか。
追加された項目は、現在の看護に則した内容にするためのものです。
必要と思われているので項目が追加されたわけです。
「必要と思われてわざわざ追加された項目だから、問題を作ってみるか」ってなるように思いませんか?
追加項目は出題される可能性が高いと思います。
模試などでも出題されると思います。
内容をよく理解しておきましょう。