看護学生就活必勝法!?

週刊新潮という雑誌をご存知ですか?
その雑誌に里見清一さんという方が毎週エッセーを書いています。
里見さんというのはペンネームで本名は國頭英夫さんというお医者さんです。
現在は日赤医療センターの化学療法科部長をされています。

そのエッセー(2022年6月9月号)の中に、日赤医療センターの看護師の採用の事が少し触れられていたので紹介します。
皆さんが一番気になるのは、どういう人材を求めているかだと思います。

「優しい心根を持ち、他人を思いやる気持ちの強い人」

こういう人を求めていると思いますか?
どうも違うようです。

このような看護師さんは燃え尽き症候群に陥りやすく、睡眠薬などを常用する率が高いというデータがあるようです。
この病院の看護部長が重視するのは「リジリエンス」だそうです。
元々の意味は「弾力性」という意味ですが、その意味するところは「何かあった時にへこたれずに回復する力」という事のようです。
これは本人の元々の性格だけではなく、何か「(神様のように)信じるもの」や「(師匠や友人のように)頼れるもの」があると生み出されるものでもあるようです。
それを見極めるためにグループワークなどを導入して応募者の資質の見極めをしているようです。

これはこの病院だけではなく、全ての病院で欲しい人材のように思います。
もちろん一般の人が看護師の資質として持っていて欲しいと思う「優しい心根を持ち、他人を思いやる気持ちの強い人」というものが不必要という事ではなく、その資質を十分に発揮するために必要な資質が「弾力性」という事だと思います。

ただあまり難しく考える必要は無いと思います。
まずあなたが落ち込んだ時にどうやって回復するか考えてみましょう。
ちょうど良いモデルケースは看護実習です。
看護実習で怒られてもすぐに回復するなら資質ありです。
もし引きずっちゃうなら、実習しながらトレーニングしましょう。
個人的には、やっぱり話せる人がいると良いのではと思います。

ただ「弾力性」がないと看護師としての資質がないと思わないで下さい。
やっぱり大切な資質は奉仕の気持ちだと思います。
ただストレスの多い仕事なので、自分の心身を守るためにも何らかのストレス解消法を持つ必要があるという事だと思います。
「弾力性」が高くても、奉仕の気持ちのない人は良い看護師にはなれないと思います。
ちょっと「弾力性」が弱いかなって思う人は、学生のうちに自分に合うストレス解消法を見つけましょう。

もし「弾力性」には自信があるという人は、就活の面接でそれをアピールしても良いと思います。
当然、ミスを反省せず単にノー天気では困りますが・・・。

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